デンファレ 夏でも長くお花を楽しめます
デンファレとは
デンファレとは「デンドロビウム・ファレノプシス」という名前が正式名称の洋ランの一種です。
デンドロビウムは、ラン科セッコク属に分類される植物で、通常、園芸種の洋ランとして栽培されているものです。
ファレノプシスは、コチョウラン(ラン科・コチョウラン属)の学名です。
デンファレはデンドロビウム(ラン科・セッコク属)の植物でありながら、花の咲き方や花の形がファレノプシス(コチョウラン ラン科・コチョウラン属)によく似ていることから名付けられた和名ということです。
デンファレは、もともと熱帯地方に自生する植物のため、暑さには強いですが、寒いのは苦手な植物です。
切り花としては、一年中出回りますが、鉢物は6月〜9月の気温の高い季節に多く販売されます。
夏でも花もちのよいデンファレ
仕入れた時の状態や、その後の環境などによっても変わりますが、暑さに強いデンファレは、夏でも長い間お花を楽しめます。
こちらは8月6日に仕入れた田原市産のデンファレです。
講座の課題用として「ギフト フェイシングオールラウンド」にアレンジしたり、「ホライゾンアレンジ」として玄関に飾ったりしました。
このデンファレは9月になるまでお花を楽しむことができました。
さすがに購入した時の姿のままではないですが、下の方から花が咲き終わっていき、先端部分の花が今日(9月2日)まで残っていました。
デンファレは長い間咲いた後、茎から花の部分がぽろっと落ちます。
落ちてしまった花もきれいな状態なら、そっと水に浮かべるように飾っておくと、そこからもう数日かわいいお花を楽しめます。
これまで一日中冷房をつけていたこともなく、外出した時はかなり暑い室内になることもありましたが、暑さでしおれてしまうことなく元気に咲き続けてきました。
8月の夏真っ盛りの暑さの中、ひと月ほども咲いた本当に花もちの良いデンファレです。
暑い季節は花のもちが悪くなりますが、デンファレのような暑さに強いお花を選んでアレンジすれば、長くお花を楽しめますね。