アジサイは剪定しなくても、翌年も花が咲く
アジサイは咲き終わった後に剪定をしないと、翌年は花が咲かないのかな?と疑問に思っていました。
調べてみたところ、アジサイは剪定をしなくても、翌年も花は咲くそうです。
ではなぜ、花が咲き終わった後の剪定が必要なのでしょうか?
アジサイは一つの枝に、2年かけて花が咲く
アジサイは、今年花が咲いた枝に次の年は花が咲かないそうです。
翌年、今年花が咲いた枝の下の方にある脇芽が成長して新しい枝になります(1年目)。
その新しい枝の先端に、さらに翌年、花芽ができて花が咲くということです。(2年目)
私は、花の下にある小さな脇芽が成長し、翌年に花が咲くと思っていましたが、アジサイは2年もかけて花を咲かせるのですね。
アジサイを剪定するのはなぜか?
咲き終わった花は、剪定しないといけないものだと思っていました。
しかし、アジサイは、花が終わった後に剪定をしなくても、冬に自ら二節目までを枯らすそうです。
自然の中で生き続けるサイクルがちゃんと備わっているのですね。
ではなぜ花後にアジサイの剪定をするのかというと、枯れた花や枝を切ることで、翌年以降の生育を促し、充実した株で美しい花を咲かせるためだということです。
花後の剪定の仕方
花が咲き終わった後、7月下旬頃が適期だそうです。
遅くとも、花芽が形成される秋になる前(9月上旬)までには剪定を行います。
剪定の仕方は、花の下の2〜3節目にある脇芽の2cm上ぐらいで切り、花柄を取り除きます。
その他に行う剪定
花後の剪定以外にも行うと良い剪定が二つあります。
①休眠期の剪定
アジサイが葉を落とし、休眠期に入る11月から翌年の3月頃に行うそうです。
休眠期の剪定では、色が白くなり乾燥した枯れ枝を取り除いたり、混み合った場所の枝を間引いて風通しをよくしたりします。
②強剪定
大きくなり過ぎた株をコンパクトに整える時に行います。
剪定を行う時期は、花後なるべく早い時期に行うそうです。
剪定の仕方は、根元から高さ30cmぐらいのところでバッサリと切ります。
強剪定をした翌年のアジサイは、脇芽も切ってしまうので翌年花が咲かない可能性があるそうです。
上の写真のアジサイは、株が大きくなり過ぎたわけではなく、葉が病気のようになってしまったので、昨年、枝元から短く切ってしまいました。
今年花の咲く枝だったものも切ってしまったので、今年はほとんど花が咲きませんでした。
今伸びてきている新しい枝に、来年は花が咲くことを願っています。
まとめ
花後の剪定を行わなくても、アジサイ自身に備わった自然のサイクルで、翌年も花が咲くことが分かりました。
しかし、翌年も充実した株で美しい花を楽しむためには、花後の剪定は欠かせないということなので、我が家のアジサイも、そろそろ剪定をしていこうと思います。
そして来年以降も、2年越しで花芽をつけ、美しい姿を見せてくれるアジサイを楽しんでいきたいです。