彼岸花(ヒガンバナ)花と葉は同時に現れないはずなのに・・・
今年初めての彼岸花(ヒガンバナ)を見つけました。
日中はまだとても暑いですが、季節は秋に移り変わっていますね。
「暑さ寒さも彼岸まで」
異常気象とも言われる気候では、ことわざのようにはならないかもしれませんが、お彼岸(9月20日〜26日)を過ぎる頃にはもう少し暑さも和らぎ、過ごしやすくなるといいなあと思います。
話は変わって、上の写真の彼岸花(ヒガンバナ)、
何かおかしなことに気づきますか?
この彼岸花(ヒガンバナ)
お花と葉が一緒に出ているように見えます!!!
彼岸花(ヒガンバナ)は「葉見ず花見ず」と言われ、葉と花が同時に着かない珍しい植物です。
彼岸花(ヒガンバナ)は、球根から花茎が伸び、その先端に花を咲かせます。
花の咲く時期には葉は出ておらず、地面から伸びた花茎と花だけなのです。
彼岸花(ヒガンバナ)の葉はいつ出てくるのかというと、花が枯れた後に葉が出てきて成長します。
彼岸花(ヒガンバナ)はちょっと変わった植物で、多くの植物は春に芽を出し、夏に葉を茂らせ秋に枯れますが、彼岸花(ヒガンバナ)は、冬に葉を茂らせて春に枯れ、秋に花だけ先に咲かせます。
私が見つけた彼岸花(ヒガンバナ)は、花と葉が一緒に生えているように見えますが、こんなことはあり得ないのでは・・・???
しかし、よーくこの葉を見てみると・・・、
この葉は彼岸花(ヒガンバナ)の葉ではないのでは?と思われます。
彼岸花(ヒガンバナ)の葉は細く、幅は8mmほどで長さももう少し短いものがたくさん生えます。
葉の特徴からしても、この葉は彼岸花(ヒガンバナ)の葉ではないと考えられます。
それではこの葉は何の葉なのか?
花が枯れる頃、彼岸花(ヒガンバナ)の葉が出てくるのか?
経過を観察していきます。
少し離れた場所に生えていた彼岸花(ヒガンバナ)のつぼみ。
こちらには葉は全く生えていませんね。
これこそ、よく見かける彼岸花(ヒガンバナ)の様子ではないでしょうか?
秋の植物に親しみながら、季節の移り変わりを楽しんでいきたいですね。