「ハツユキカズラ」ピンクや白い斑入り葉の楽しみ方
ハツユキカズラとは
ハツユキカズラ(初雪カズラ)は、キョウチクトウ科テイカズラ属の常緑のつる性植物です。
以前の投稿でも紹介したように、ハツユキカズラは新芽がピンクから白い斑入り葉に変化し、やがて緑一色へとなっていく葉色の変化を楽しめるカラーリーフプランツです。
晩秋には、葉の赤みが増して紅葉も楽しめます。
ハツユキカズラは、育てるだけならあまり手はかからず、枯れることは少ない丈夫な植物です。
しかし、かわいいピンクや白い斑入りの葉色を楽しむためには、気をつけないといけないことがあります。
ピンクや白い斑入り葉を楽しむために気をつける4つのこと
ハツユキカズラのかわいいピンクや白い斑入りの葉色を楽しむためには、次の4つのことに気をつけるといいです。
1日光によく当てること
新芽に色がつく植物は、新芽を強い日差しから守るために色がつくそうです。(この他にも諸説あるようです。)
弱い光では、新芽を守るよりも日光を取り込むために葉は緑になるので、日陰など日光の当たらない場所では、葉が緑色になってしまいます。
夏の強すぎる日差しは気をつけてあげるとよいですが、ハツユキカズラは太陽の光がたくさん当たるところで育てると、葉色の変化が楽しめます。
2栄養を与える
あまり手のかからないハツユキカズラですが、栄養が少ないと栄養を作るために葉を緑にして生育するようになるそうです。
栄養不足は、地植えの場合よりも鉢植えで栽培している方が起こりやすいです。
ハツユキカズラは生育がよい分、あっという間に鉢の中の栄養を使い、栄養不足になりがちです。
葉色の変化を楽しむために、生育の様子を見ながら肥料をあげるようにするといいです。
きれいな葉の色を楽しむためには、リン酸が多く含まれている肥料がよいというとこです。
3根詰まり
ハツユキカズラは生育旺盛なため、鉢植えで育てていると根詰まりを起こしやすいです。
根詰まりを起こしたからといって、丈夫なハツユキカズラが枯れることはほとんどありませんが、葉の色が緑になってしまうようです。
地植えの場合であっても、小スペースに囲まれた花壇などでは根詰まりを起こすことがあるそうです。
根詰まりを起こしているであれば、ひと回り大きな鉢やスペースに植え替えたり、株分けしたりします。
ハツユキカズラの植え替えに適した時期は春と秋です。
肥料切れや根詰まりが原因で葉が緑色になっている場合は、肥料を与えたり植え替えをしたりするだけで、次に新芽が出てくるときには、かわいい葉色を楽しめるようになります。
生育期である4月〜10月は、定期的な肥料(1〜2ヶ月に1度)と植え替えに気をつけるようにします。
4水切れ
ハツユキカズラは生育期(4月〜10月)に水切れを起こすと、葉色の発色が悪くなるそうです。
ハツユキカズラは生育旺盛な分、水もかなり必要です。
鉢植えの場合は特に水切れになりやすいため、鉢底から水がしみ出るぐらいたっぷりと与えるようにします。
真夏の厳しい日差しの時は、半日陰に鉢を移動させるといいです。
まとめ
ハツユキカズラのかわいいピンクや白い斑入りの葉を楽しむために、気をつける4つのことをご紹介しました。
ハツユキカズラの葉が緑になってしまっている方や、これからハツユキカズラを育てようと思われている方の参考になれば嬉しいです。
セントーレアの陰に隠れて緑一色になっていた我が家のハツユキカズラも、セントーレアを剪定して日光が当たるようになったので、葉の色が変わってきました。
生育期半ばも過ぎ、晩秋の紅葉にも近い時期なので、ピンクや白い斑入り葉になるかは疑問なところです。
また、この場所だと再びセントーレアが葉を茂らせると日陰になってしまうので、秋になったら日当たりのよい広めのスペースに植え替えようと思います。